2016年9月18日日曜日

私の日常

子供を学校に送った後、朝8時半から12時半までが私のゴールデンタイム(お一人様時間)になります。
今では習い事や、毎週水曜日の欧米人ママ会に参加し、空いた時間を一人で楽しんでいます(そうは言っても時々国外に逃げたくなりますが)。アーメダバードに来たばかりの時は、何もする事がありませんでした。お友達もゼロ。
不動産の女性に、アーメダバードの女性は毎日何をしてるのと聞いた所、毎日朝から晩まで一日中テレビの前に座ってると聞いてビックリしました。

取り合えずドライバーさんと外をドライブしましたが、明るい光のもと街を眺めると、ガッカリする事だらけ。
インドの事を紹介した本に、インドはゴミ箱をひっくり返したような街という一文がありました。アーメダバードはまさにその通り。日本や他の外国では見た事のない景色です。どこに美があるんだろう。。こんなとこで暮らすのか。。。と落ち込みました。

街で一番新しいデパート、Alpha Oneに出掛けても、アメリカの田舎街のデパートにしか見えず、益々ガッカリ。
今ではAlpha One にも慣れ、最上階にある映画館にも、地下にある街で一番きれいなスーパーマーケットにも慣れ、時々はショッピングも楽しみますが、来た当初は、全て頭の中の基準が日本と外国だったので、比較してしまい全く良く見えませんでした。それが普通の日本人です。
寛げる綺麗な場所がないので、もっぱら近くのマリオットホテルのカフェで過ごしていました。

午後子供を迎えに行った後も、何もする事がない毎日で、またマリオットやハイアットのカフェに行ったり。誰も話す人はいません。
元々結婚前は忙しく働き、海外生活も何度か経験していたので、インドには全く興味はないけど、自分は大丈夫かなと思っていました。でも、そう甘くはなかった。

初めてインドに来てみて、それもデリーでもムンバイでもなく、聞いた事もなかったアーメダバード。予想以上に汚い、何にもない、ベジタリアンの街、鶏肉しかない、禁酒の州!!(お酒の許可書を手にいれ、自宅でお酒を飲むことは可能。でもホテルでもお酒は禁止)。
また、私が来た6月は一年で一番暑い時期。クーラーをフル活動させてもまだ暑くて寝れない。もわっと空気がこもりキッチンやバスルームの暑さと言ったら。。水道はお湯しかでない。。顔をお水で洗いたい。。

来て3日目で息子が高熱を出し、ひどい下痢になり、これは大変な所に来てしまった、もう帰ろうと思いました。産まれてから健康で丈夫だったから過信してしまったけれど、間違っていた。息子の命より大事なものは存在しない。もう帰ろう。
だけどすぐに病院に連れていかなきゃと、不動産の女性に紹介してもらった小さなクリニック(Tender Care)に駆け込みました。すると予想外にはっきりした英語を話す貫禄のあるドクターが、『大丈夫、初めてインドに来たら色んな菌に掛かるから良くある事だよ。自分も16年のアメリカ生活から帰国した時、ここで生まれ育ったのに菌に掛かり、同じ病気になったから。ここは汚くて菌だらけ。暑さと水だろうね。貴方は大丈夫?薬を処方するよ』と言われ、私も同じ症状だったのでお薬を処方してもらいました。その後、薬を飲んだら息子も私の症状も一日で治まり、すっかり元気になりました。

あら、これならもうちょっと大丈夫かも?。。
じゃあ、やっぱりもうちょっと頑張ろうと、翌日には気を取り直し子供の学校の入学手続きに向かいました。

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